会社を辞める「大きな変化」が怖い原因とは?

会社を辞める「大きな変化」が怖い原因とは?

昨日は、勤務先の最終出勤日でした。

どれだけ準備をしても、会社員を辞めるというのは怖いですよね。
「やりたいことがあるけど、辞めるのはさすがに怖くて無理!」という方が、圧倒的に多いと思います。


本能は「変化」を避ける

人間が大きな変化を避けるのは、人間の”本能的な恐怖”ゆえと言われています。

わたしたち人間の先祖は、厳しい時代を生き抜いてきました。
その時代とは、洞窟から一歩出たら猛獣に襲われるかもしれない、違う場所へ移動したら食料が見つからず飢え死ぬかもしれない、というように、“死”と”変化”が直結していた時代

そんな時代を長く長く経験してきたことで、私達の脳には「いつもと違う」「異常」と感じることには、常に違和感や不快感が付きまとい、それを実行しようとする自分や、周りの環境を「いつものこと」「通常」に引き戻そうとする傾向があるそうです。

もちろんこれは無意識下でのことですので、私達が「よし、元に戻すぞ!」と意識してやっている訳ではありません。
それゆえに、コントロールするのが非常に難しいといえます。

よく習慣化で失敗する原因の1つに「一気に変化しようとする」ことがあげられますが、まさにこれは、内側から湧いてくる「元に戻す力」に負けてしまうのです。
ですので、この力が働くのを避けるためには、脳が違和感を感じないくらい「ものすごく小さな変化」から習慣化を始めるのが有効だと言われています。

習慣化についてはかなりの数の書籍を読んだのですが、その中でもこちらの2冊がおすすめです↓


変化で不安になる時期は、観察するチャンス!

私も会社員生活から大きく変化する時期、ものすごい違和感と恐怖が、内側から湧いてきました。

今はだいぶ落ち着きましたが、今年の年始、いざ変化を起こそうという段階になった途端、自分の心身がものすごい抵抗をしているのを感じました。
どれだけ準備をしていても、どれだけ実績を重ねてもです。

ですが、理由の分からないネガティブな気持ちが湧くたびに、「なるほど、これが本能からの恐怖感なんだ!」と自分を観察しながら過ごしていました。
さらに手帳やノートでログを残して、後から「こういう時は、こういう気持ちになる」という自分のパターンも見えてきました。

不安な時期でも、あらかじめ心理や脳の仕組みを知ると、色々なことが自分の実体験として分かって面白いなと〜思います。

いよいよ始まったフリーランス生活。
ワクワクすることはもちろん、失敗や不安、怖いことも全て含めて、どんどん体験していきたいです!