フリーランス生活の半年間を過ごして得たもの

フリーランス生活の半年間を過ごして得たもの

本日は12月28日ですね!

実は開業届を出したのが、1年前の今日でした。
つまり、弊社の創立記念日になります。
1年前の今日は、なけなしの勇気を振り絞り、「私は独立するんだ…!!来年いよいよ会社を離れるぞ!」とドキドキしながら税務署に向かっていました。

と言っても、実際に退社しフリーランスに転向したのが7月ですので、今はちょうど半年ほどが過ぎたところです。
まるで上のイラストのような、ジェットコースター感覚の半年間でしたが、その中で感じたことを、今回の記事でご紹介します。


フリーランスは「自己管理」が生命線

7月から半年間フリーで働いてみて、一番の生命線であり、最も難しかったのが「自己管理」でした。

つまり、自分の仕事のスケジュール、タスク、健康を管理することが、仕事の上で最も難しく、かつ重要なことだと感じました。

当初は「自分のことさえ管理すればいいんだから、人を管理するより簡単だ!」と思っていたのですが、「ここまで自分は自分をコントロールできないのか…」というくらい、大変でした。

最も想定外だったのは、独立当初から非常に多くのご依頼をいただくことができた、ということです。

7月は「しばらくは時間もあるし、会社員時代の貯蓄もあるし、営業活動やKDPの準備やブログ執筆に専念しよう!」と計画していたのですが、それらに取りかかることすらできず、初月から相当のスピードで仕事をこなす必要がありました。

まだインフラが整っていないのに、一挙に観光客が来てくれた、というような状況で、たくさん失敗もしました。書類の流れもまだ把握しきれず、お客様から「書類が未着ですよ!」とご指摘をいただくようなことまであり(すみません…)思い返しても、多大なるご迷惑をおかけした半年間でもありました。

仕事だけでなく働く場所も、自宅にしたり、文具店のスペースをお借りしたり、コワーキングスペースをお借りしたりと、「どこなら自分がベストの状態で働けるのか?」を追求するために、あれこれ試行錯誤を繰り返しました。


お金や仕事への「不安」はクリエイティブの源

そんな半年間でしたが、当初思ってもみないようなお仕事もいただくことができ、本当に毎日が楽しかったです。
会社員時代は「ただの繰り返し」だった毎日が、「明日は何が起きるのか分からない」毎日となり、不安とワクワクが混ざった毎日を過ごしました。

ただあまりに慣れない毎日のため、ややグッタリしていました。
そんな頃、本田健さんがラジオで言っていて、印象に残った言葉がありました。

「将来やお金について不安に感じるのは、悪いことじゃないんです。不安だからこそ、人はクリエイティブになって、何かを起こそうとするんですから。
毎日が安定してたら、何も考えないでしょう?」

会社員時代の私は、毎月決められたお金をもらうことができましたし、社会的に保障もされていました。自分で何かを決めなくても、上司や取締役たちが下した決定に従うことで、毎日を生きることができていました。

ですが会社の外に出ると、自分の頭で考え、覚悟をして決断し、実行することが不可欠になります。誰も責任を負ってくれませんし、誰を責めることもできません。仕事がないなら、仕事が終わらないのなら、体調が悪いなら、ミスをしたなら、それは全て自己責任です。

「会社」という安定し守られた場所から出た時、とてつもない不安や心配が襲ってきました。
ですがそういった”極限”の状態に追い込まれたからこそ、必死になって動くことができました。

また会社員にいた頃の数十倍、自分の仕事、人間関係、お金、人生について深く考えるようになりました。


今年よりも、もっと自由に動くために

来年は、お借りしていたコワーキングスペースを離れ、また定額制でいただいていたお仕事からも離れ、今年よりもさらに動き回りたいと思っています。

今年は特に移動が多かったのですが、そんな中で「パソコンとペンタブさえあれば、どこでも仕事ができる!」というフリーランスのメリットを改めて実感し、このメリットをもっと活かそうと思いました。

一箇所にいると、どうしても思考もアイデアも人間関係も、凝り固まってしまいます。もともと動き回るのも人と会うのも大好きな自分の性格上、止まっていることが苦痛に感じましたし、自分の制作するイラスト、デザインをもっと向上させるためにも、さらにインプットを増やしてしていこうと思います。

今年も残すところあと4日となりました。
こちらのブログも4年目となりますが、これからもコツコツ書き続けていきます。

来年度も、ぜひMao`s Pencil Boxへお立ち寄りいただけると嬉しいです。