フリーランス4年目となりました!課題と挑戦
新型コロナウイルス感染症により、世界的な混乱が続いています。
感染症によりお亡くなりになられた方々に、謹んでお悔み申し上げます。また罹患された方々には、心よりお見舞い申し上げます。
感染拡大の防止にご尽力されている、医療関係者をはじめとした多くの皆さまに、心から感謝申し上げます。
感染拡大の早期収束を、強く願っております。
こんな中ですが、フリーランスとして開業してから、今月で4年目を迎えることとなりました。
正直、コロナウイルス感染拡大が悪化していた2〜3月は「今年のビジネスはどうなるのだろう…」と、先の見えない不安や焦燥感に駆られて、日々を過ごしていました。
ですが、現在も変わらず、お仕事をいただくことができています。
むしろ新規のお客様も増え、時間がいくらあっても足りない!と嘆くほど、慌ただしい毎日を送っております。
いつもご依頼いただくお客様には、感謝の気持ちでいっぱいです。
とはいえ、これだけ世界的な不況が起きれば、世界のどこにいようとも、どの業界であっても、余波はやってきます。
今後も、気を引き締めていきたいと思います。
3年目の課題レビュー
1年前のフリーランス3年目では、こんな課題を挙げていました。
- イラストのスキルアップ
- ストック型収入源の構築
- 健康を保つための時間確保
イラストのスキルアップ
イラストのスキルアップ課題として、東京都内のイラストレーション塾に1年間通学することを予定していました。
しかし新型コロナウイルスの影響で、学校開講が延期となり、オンライン式で秋スタートとなりました。
とはいえ、秋までかなり時間がありますので、今はイラストレーションやデザインの書籍、Webサイトを元に、独学を進めています。
色を絞ってみたり、構図を変えてみたり、デフォルメを強くしてみたり。色々挑戦しては、作品をBehance(オンライン上の作品掲載サイト)にアップして評価をいただき、フィードバックを得ています。
SNSに費やす時間がほとんど無くなったおかげで、勉強の時間を、大幅に確保することができました。
まずは秋まで、自分で可能な範囲で勉強を続けていきます。
ストック型収入源の構築
こちらの課題は、かなりスローペースではありますが、進んでいます。
初めは、売り上げが1週間に1点くらいしか無かったのですが、徐々に増えています。
また制作したイラストも、日が経つにつれて「売れる」「売れない」が明確に分かれています。
この売り上げを左右する方程式は、「丁寧に描いたイラストなら売れる」「カラフルなら売れる」「上手ければ売れる」という、分かりやすいものではありません。
その傾向を見ると、イラストがどのように活用されるのか、どんな視点でユーザーはイラストを選ぶのか、といった、”リアル”な傾向を分析できます。
これは仕事の参考資料にもなり、とても面白いです。
とはいえ、ストック型はかなりの長期的戦略が不可欠です。
ストックイラストに取り組む習慣は構築しつつありますが、まだまだ骨となる戦略が不十分といえます。
こう少し、ストックイラスト点数が増えた時点で、戦略を練りたいと考えています。
健康を保つための時間確保
こちらの課題は、パーソナルジムに切り替えてから、大幅に解決しました!
もともと運動が大の苦手な自分にとって、運動を「習慣化」するのは、人生の課題といっても過言ではないほど、難しいものでした。
それでも、何とかトレーニングジムへ通っていましたが、運動不足による体のトラブル(体のコリ、出張時の膝痛など)は、あまり改善されませんでした。
改善されないことに独学の限界を感じ、膝などの故障に強いパーソナルジムに、相談しに行きました。
ここでのトレーニングが、かなり効果的でした!
初めの1ヶ月間は億劫でしたし、効果も感じられませんでした。
しかしトレーナーの方は、家でできる、挫折しないような「小さなレベル」のトレーニングを、毎回アドバイスしてくれました。(この辺りが、プロのすごいところだなと思います…。)
また、トレーナーに「なぜこの運動が効果的なのか?」「なぜ膝は痛むのか?」「どんな癖があるのか?」を根掘り葉掘り、マンツーマンで質問することもできて、ロジックでも納得することができました。
そのおかげで、2ヶ月ほど経つ頃には、トレーニングを習慣化することができました。
3ヶ月ほど継続すると、今度は外観でわかるほど、筋肉が付いてきました。特に下半身はかなり変化して、家族も気がつくほどでした。
ウイルス感染により、ジムでの運動は厳しい状況ですが、今回の習慣化で「家でやるトレーニングで十分」ということを実感しましたので、今後も地道に続けていきます。
4年目の課題
ここからは、個人的な4年目の課題です。
- With COVID-19の時代に合わせて変化する
- 困難な仕事分野に挑戦する
With COVID-19の時代に合わせて変化する
いよいよ、事業は4年目の時期になりました。
それと同時に、世界は新型コロナウイルス感染拡大により、過去の農業革命、産業革命、情報革命に匹敵するといわれる「パラダイム・シフト」の真っ只中にいます。
その影響により、社会のあらゆる価値が変化しています。
もちろん、自分の仕事も例外ではありません。
今後の仕事や営業活動を、時代に合わせて変化させる必要があります。
例えば、商談会による営業活動。
商談会は、現時点でかなり絶望的な状況に陥っており、今後数年は人が戻ることはないでしょう。
それどころか「After COVID-19」の時代には、リアルな場を介しての商談会が生き残る可能性が低いことも考えられます。
私自身、商談会による営業は、今年10月のクリエイターEXPOが、最後になるであろうと予想しています。
また、今まで頻繁に行っていた東京都内への出張も、激減します。
打ち合わせにしろイベントにしろ、今後は「感染の危険リスクを負ってでも移動する」あるいは「相手に感染リスクを負わせてでも呼ぶ」ということを、誰もが避けるようになるはずです。
つまりリアルの場頼みではなく、オンライン上で、いかに人と信頼関係を結ぶことができるのか、という点に、焦点を絞る必要があります。
難解な仕事分野に挑戦する
イラストレーターとして働いた3年間、媒体を問わず、カットイラストの仕事を多数ご注文をいただくことができました。
ですが、シンプルなカットイラストのみの仕事は、今後は必ず減っていきます。
その原因は多々あります。
・業界全体が、徐々にストック型ビジネスへと移行していく。
・クリエイター向けの仕事紹介プラットフォーム・ビジネスが乱立しており、競合が増えることで、今後もイラストレーション価格のデフレが続く。
・言語問題がテクノロジーで解決されると、海外からのクリエイター参入も増える。
このような理由が挙げられますが、そもそもすでに開業3年も経過しているのに、初年度と同じ仕事をしているようなフリーランスには、先がありません。
今後は、さらに難しい分野の仕事に挑戦すべく、イラストレーションを制作しています。
「難しい仕事」というのは、イラストレーション制作のスキルに加えて
・情報の編集
・情報の分析
・グラフィックデザイン
・ディレクション
などの要素も必要になる仕事です。
新しい作品は、展示会やBehance等で、発表し続けています。
今年はウイルス感染の影響で、いつくか展示会が中止となってしまい涙を飲んでいますが、くじけずに制作し続けます!
4年目もフリーランスで最高!
4年目になりますが、これまで「会社員のままの方が良かった」「会社に戻りたい」と感じたことは、幸いなことに1度もありません。
理由の1つは、私の場合は会社員時代が長かったので「もう会社員でやりたいことはやり尽くした」と感じていること。
もう1つはフリーランスになって、自分が一番人生でやりたかったことを、続けられているためです。
私は、大好きなイラストが描きたくてたまらなくて、フリーランスになりました。
仕事が上手くいかなくて、しんどいことは多々あります。
修正が山のようにあり、心が折れることもあります。
国内外で活躍中のイラストレーターたちの作品を見続けると、自分のなけなしの自信は、バキバキに折れます。
不安定な収入で、将来への不安に押しつぶされそうになることは、しょっちゅうです。
それでも、朝から晩までイラストを描き続けられる毎日を過ごしていると「フリーランスになって本当に良かった!!」と感じます。
毎日描き続けて、少しずつ「前よりも表現できるようになった」「前よりも違うことに気が付くことができた」と自分の成長を発見することで、そんな不安や心配は、吹き飛びます。
毎日「この時間、絵を描いていれば、どれだけ上手くなれたんだろう…」とモヤモヤしていた13年間を思い返すと、「会社員でいれば良かった」どころか「何でもっとはやく独立しなかったの!」という気持ちになります。
やっぱりフリーランス、めちゃくちゃ楽しいです。
この「めちゃくちゃ楽しい」毎日をこれからも続けるために、4年目もコツコツ努力します!