書くことは「要の習慣」である。

自分の習慣、ひいては人生を
大きく変えてくれたものを
振り返ると、真っ先に出てくるのが
「書くこと」です。

DSC_2416

学生〜新社会人の頃は
書く習慣がほとんど身についていませんでした。

ですが数年前、Twitterでお知り合いになった方に
「MOLESKINE」を薦めてもらい、
初めて購入して使い始めたのが
「書くこと」を始めたきっかけでした。

1冊1,000円以上もする高級なノートですので、
当時は何を書いたらよいのか分からず
仕事や人間関係の愚痴を書いてみたり、
オシャレに飾ってみたり
試行錯誤の繰り返しでした。

DSC_2430

そんな数年間の紆余曲折を経まして、
今のノートは、人には見せない分
何でも書き込める「相棒」のような
存在になっています。

数年かかりましたが、色々試しているうちに
傍らにノートを置いて、何でも書いてみる
ということを習慣化することができました。

先日、習慣に関する
こちらの本を読みました。

ニューヨーク・タイムズ記者である
チャールズ・デュヒッグの名著ですが、
この本の中で「キーストーン・ハビット(Keystone Hobbit)」
と呼ばれるものが出てきます。

これは、良い習慣を身につけるための
「要となる習慣」のことです。

例えば「早起き」という習慣が身につくと
ランニングやヨガなどの「運動」をしたり
朝ごはんやお弁当を「料理」したり
頭が働く時間なので「読書」するようになったり、
早起きによって時間ができることで
様々な習慣を呼び起こすきっかけになります。

このように習慣の根っことなる習慣を
「キーストーン・ハビット(要の習慣)」と呼ぶそうです。

自分にとっては、この要となる習慣が
「書くこと」でした。

愚痴や不満を書くことで、自分の気持ちを整理できるようになったり。
何でも書いて残すことで、仕事のアイデア出しに活かせるようになったり。
分からない単語を書いておいて、調べるようになったり。
ノートに書くことで、同じノートが好きな友人ができて、交流するようになったり。
予定やタスクをこまめに書くことで、マネジメントができるようになったり。
文章を書くことが好きになって、ブログを始めたり。
わかりやすい文章を書くために、読書を始めたり…。

このように、「書くこと」で広がった世界の大きさは
計り知れません。

あの時、MOLESKINEノートを買ってみなかったら、
何も書いてみることなく、放置していたら、
自分の今はどうなっていたんだろうと思うと
何でも試してみる、やってみることの大切さを
思い知ります。

「試す」といえば、この本もオススメです。

デイル・ドーテンのベストセラー。
「人生は、とにかく試して、失敗したり成功することで
より良くなっていく」という内容で
とても参考になります。

習慣を呼び起こす要になる「書くこと」、
ぜひ試してみてください!