静岡市立大里中学校「放課後サークル」授業を担当させていただきました!
静岡市立大里中学校の新しい取り組みである「放課後サークル」という授業で、全3回の授業を担当させていただきました。
この「放課後サークル」というのは、市内の教育機関や企業と連携して独自のサークル活動を設け、生徒が好きな活動を選んで参加する制度だそうです。
私は、こちらのサークル活動のうち「イラストレーター」というテーマで、講師を務めました。
他にも、ジャズピアニスト、料理研究家、新聞社など様々な職種の方が講師となり、中学校1年生を対象に授業を実施しました。
初めに、私がイラストレーターになるまでの学生生活、会社員などの体験談などをご紹介し、その後に実際にどんな仕事をしているのか、失敗談も含めてお話させていただきました。
最後はワークショップとして、イラストレーターになったつもりで、イラストを描いていただきました。
イラストの「主役」の描き方、色の使い方など、プリントで説明しながら実践してもらいました。
学生の皆さんはとても熱心に聞いてくださり、色々なご質問もいただきました。
「絵では食べていけない」と世間ではいうけれど…
「絵の世界は食べていけない」「イラストなんてお金にならない」などなど、世間の絵を描く仕事への風当たりは、本当に厳しいです。私も学生時代に、家族や周りの人たち、メディアなどで、この風潮にぶつかり続けました。
その影響もあり、一時は仕事で絵を描く道を諦めてしまったこともあったのですが、紆余曲折を経て、今こうして仕事にできています。
ふと思うのは、もっと若いうちに、今自分が受けたり発信しているような「絵を描く仕事」の情報が欲しかったな、ということです。
圧倒的に情報が足りなかった。
どうして食べていけないのか?食べていくには何が必要なのか?そこに至るにはどんな道があるのか?など、自分が学生のうちに、もっと多くの良質な情報を得ていれば、夢を諦めずにいられたのでは、と思います。
今回の授業では、その部分を重点的にお話しました。
世の中の曖昧な「大きな声」に負けないで欲しい、誰かに反対されたり非難されても、自分自身で調べて、情報を掴んで、学んで、道を切り開いていってほしいと思います。
少しでも今回の授業で、学生さんたちに伝わればいいなと思います。