新年は「バレットジャーナル」で、予定も目標もタスクも一冊に!

新年は「バレットジャーナル」で、予定も目標もタスクも一冊に!

新年あけましておめでとうございます!
本年も、当ブログ”Mao`s pencil Box”と弊社”OISHILLUST”を、どうぞよろしくお願いいたします。


バレットジャーナルを実践中

昨年10月から、バレットジャーナルを実践しています。
きっかけをいただいたのは、Marieさんのこちらの著書「「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル 」。

実はこちらの御本を読むまで、「バレットジャーナル」とは、「ものすごくオシャレなノートを書くこと」だと思い込んでいました。
というのも、instagramなどのSNSで#bulletjournalのタグを調べてみると、国内外の美しいノートブックページがズラズラッと出てくるからです(笑)

かつて手帳やノートで「ノートをシールやイラストや写真で美しく飾り、SNSにアップしてシェアする」ということをやってきた自分にとっては、「ああ、またこういうオシャレ手帳のブームが来たんだな…」という(勝手な)イメージを持っていました。

ですがMarieさんのブログを拝見するうちに、実はバレットジャーナルとは、デザイナー(同業者!)の方が開発されたアイデアであり、”箇条書き”を根幹とするシンプルな手帳術であることを知りました。

そして、今まさに自分が直面している課題「タスク管理」に対する最適の解決方法なのでは?と感じ始め、さっそく試してみることにしました。


大量のタスクを解決するためのバレットジャーナル

ブログでも何度か記事に書いていますが、フリーランスになってからの自分のタスク量は、恐ろしいほど増えました。
制作作業は長年やってきたので問題ないのですが、書類関連の業務や自分自身の管理業務が大幅に増え、やり忘れや勘違いのミスも増え、「フリーになると、こんなに大変なのか!」ということを痛感していました。

そんな大量の「タスク(やること)」をどう整理し、処理していくか試行錯誤する中、Marieさんも同じように悩まれていて、その解決方法として「バレットジャーナル」がとても効果的だったということを知り、御本を購入するに至りました。

詳しい方法はMarieさんの上記の著書ブログに詳しく書いてありますので割愛させていただきますが、バレットジャーナルの大きなキーワードは、冒頭にも書いた「箇条書き」です。

今回は、私がこの箇条書きを実際に実践してみた感想と使った道具を、ざっくりご紹介したいと思います。


バレットジャーナルで実践していること

この手帳術のメインは、このように毎日のタスクをページに箇条書きしていくことです。
完了したタスクには、記号「☑︎」を付けます。
その日にこなせなかったタスクには、完了したタスクとは別の記号「→」をつけ、翌日のページに書き写します。

その他のページも、自分の目的に応じて、自由に色々なものを作ることができます。
私の場合は、WISH LIST(やりたいことリスト)、年間目標、営業先などを各ページにまとめています。
(モザイク多くてすみません、具体的な企業名や数値がバッチリ明記してあるので…)

これらをまとめて管理するのが、インデックスページ。
何かのページを作成したら、インデックスに「何が何ページに書かれているのか」を書いておくことで、後日すぐにそのページを見つけることができます。

こんな形でバレットジャーナルを作り、毎日のタスクをこなしていきました。
(使用しているのはコクヨのドローイングダイアリーという手帳ですが、こちらについては後述します。)


ページを気にせず、頭の中を全部書き出す「スッキリ感」

まだ継続3ヶ月目なので「全部上手く回るようになった!」までは到達できず、やっと慣れてきた段階ですが、以前と比べて格段に頭の中がクリアになりました。

何より効果的なのは、「自分の頭の中にたまっていること」を、箇条書きでどんどん書いていくことです。
特に、手帳のようなページ制限があるツールですと「この中におさまるように…」という見えない心のブレーキをかけてしまいがちですが、バレットジャーナルのルールですと、「毎日何ページ使ってもOK!」という自由さがあり、ブレーキがかかりません。

もちろんデジタルでもこの制限がありませんが、デジタルですとどうしても「心身の実感」というものが、自分に残りにくいデメリットがあります。
また容量が無尽蔵で全体量が見えにくいので、いくらでもタスクを放り込んでしまい、最終的に「処理できないほどの量」に膨らむこともあります。

やはりアナログの道具は、筆記具を持って書く感触、完了したタスクにチェックを入れる感触、ノートのページが溜まっていく様子を観察する心身の感触が、とても気持ちが良いです。
これぞ文房具という「知の道具」の、最高のメリットだと感じます。


使ってみてよかったノートブック

次は、バレットジャーナルに使うノートブックについてです。
文房具オタクですので、どのノートが良いのか、手持ちの方眼ノートを片っ端から試してみました(笑)

バレットジャーナルに必要なのは「方眼」。
その他のマンスリーページ、インデックスページ、ページの番号等はすべて”自作”できるのですが、面倒臭がりの私は、この自作をするのが非常に面倒に感じました。

そこで「どうせなら、最初からページ番号が印刷されてて、インデックスページとかマンスリーページが付いたものないかなあ〜」という超ワガママな要望のもと、ノートを探してみました。

バレットジャーナル用として、各所で最も推奨されているのは、ロイヒトトゥリム。ドイツメーカーの海外ノートです。非常に美しいカラーリングと高品質、ページ番号やインデックスが最初から印刷されているというベストな条件で、最初はこれにしようと思っていました。

ただ想像以上にお値段が高く、A5ですと1冊約4,000円以上(!)する、高級ノート。
私のような常日頃から文房具にお金をかけている”文房具オタク”ですら、購入を躊躇するノートでした。

もうちょっとリーズナブルなものは無いかな〜と探す中、「これがベスト!」と感じたのが、こちら。
昨年新発売された、こちらのコクヨ「ドローイング・ダイアリー」です。

サイズはA5で、冒頭に大枠のマンスリーページがあります。
その後ろにインデックスページがあり、インデックスページ以降の方眼ページには、すべてページ番号が印刷されています。

方眼はかなり細めのサイズで、印刷色は薄い水色。POSTALCOの”ピングラフ”(ブルーの1mm方眼)に近いデザインです。

ちなみにこの方眼ページを使い終わった後の補充用に、ノートブック単体も販売されています。
こちらももちろん、インデックスページ、ページ番号、方眼付き。

「これは完全にバレットジャーナルを意識した仕様なのでは…??」と感じるほど、条件にピッタリのノートでした。

それから、ドローイングダイアリーに出会う前はこちらのグリーティングライフの「カスタムダイアリーステッカー」も使っていました。自分で日付を書き込む手間はありますが、曜日や枠線等は印刷されていますので、非常に便利です。


バレットジャーナルのおかげで、格段に楽になったタスク管理

バレットジャーナルを始めて3ヶ月経ちましたが、徐々に慣れてきました。

まだまだ「忙しい時期のタスクの書き写し忘れ」「タスクの印の見間違い」等のトラブルが起きがちですが、新しい習慣を身につける時の失敗やミスは絶対に起きることなので、コツコツ改善しながら、地道に続けていこうと思います。

あまりに「やること」が多すぎて悩んでいる方、すぐやり忘れてしまう方、ぜひMarieさんのバレットジャーナルについてのブログや著書を読んでみてください!
私もやっていく中で気がついたことは、どんどんこちらで共有できればと思います。