文房具をより楽しむ「趣味文CLUB」交流会

文房具をより楽しむ「趣味文CLUB」交流会

先週末、エイ出版趣味の文具箱」編集部が運営する「趣味文CLUB」の交流会に参加させていただきました!

場所は、東京都の用賀。
閑静な住宅街の中にある「用賀倶楽部」という素敵なラウンジで開催されました。

「趣味文CLUB」とは、文房具愛好家の人と「趣味の文具箱」編集部が交流するクラブ活動とのこと。
私は昨年入会しまして、今月に交流会が初開催される!と知り、真っ先に応募して参加して参りました。


ここでしか聞けない「制作秘話」と「筆欲アップ体験」

最初に、清水編集長と編集部・井浦さんの「制作裏話」トークショー。
趣味の文具箱の表紙が、どのように制作されているのか?どんなプロセスを経て完成していくのか?など、読者サイドではめったに聞くことができない貴重なお話を聴くことができました。

しかも、清水編集長の秘蔵メモや、台割まで公開!
特にメモは「こうやってアイデアが考え出されていくんだなあ〜」というワクワクする内容で、とても感動しました。

そして、趣味の文語箱といえば、ご存知ライターの小日向京さん!
見ているだけで「万年筆の太字いいなあ…」「縦書きって美しいなあ」「個性がある文字って魅力的だなあ」という、様々な欲を刺激される文字を書かれています。

今回は、この小日向さんによる「書くを楽しむ筆欲アップ体験」を受講しました。

文字を書くと、筆記具を動しながら「あ、ここ気持ち良い!」というシーンが、いくつかありますよね。
それを小日向さんは「筆欲」と表現していて、どうやったらその欲を満たすことができるか?ということを、文字の形、筆記速度、リズムなど、多方面から追及されているとのこと。

まさに小日向さんならではの、非常に濃厚な内容でした。こういう「濃ゆい」文房具への愛情が大好きな私は、終始ウハウハしながら受講しておりました…!!

さらに文字の形で「ここを狭く!」「こういうイメージで!」というアドバイスをしていただきながら、参加者の皆で「手書き文字」をじっくり楽しみました。

小日向さんのお人柄もとても素敵で、時折混ざるジェスチャーも最高でした。


「趣味文」ならではのこだわりコーナー

その後は、「あなたのペン写します!」のコーナーへ。
趣味の文具箱でカメラマンを勤めていらっしゃる北郷さんが、なんと持参した万年筆を撮影してくださいました!

愛用のスーベレーンを撮影していただき、その場でロゴを加えて印刷していただきました。感動!!!
まるで自分の万年筆が表紙デビューしたかのよう。
どこに飾ろうか悩みます!

そして、その隣の「趣味の文具箱オリジナルショップ」コーナーへ。

趣味文CLUBでは、会員だけが購入できる「オリジナル文房具」が発売されてます。
このコーナーでは、それを実際に見たり触ったり書いたりすることができました。

ここで、ずっと欲しかった中屋の趣味文オリジナル万年筆「ライターモデル ポータブル赤溜 廻り止めペン先」の現物と初対面!

本当に素敵で、ず〜〜っと悩んでいるのですが、なにせお値段が10万円近い逸品!
でも手に取ると、「やっぱり最高だな〜」「一生ものだよね〜」「書きたいなあ〜」と思わせてくれる、素晴らしい万年筆でした。
きっと近々買うと思います…(笑)

さらに隣の「シュフォードレザーお手入れ・文具販売」コーナーへ。
こちらではアシュフォードの美しいレーザーアイテムを手入れしていただけたり、手帳やペンケースなどを購入することができました!

最後は、プレゼントタイム。
抽選で参加者の方に文房具がプレゼントされ、さらに編集長との「じゃんけん大会」でもプレゼントが贈呈されました!
何個もお持ち帰りする強運の持ち主の方もいて、羨ましい限りでした。
(ちなみに、私のオリジナル文房具「OISHISATAS」のカードや一筆箋もプレゼントそして出品していただきました。ありがとうございます!)


イベント後は、参加者の方と文房具めぐりへ

同じテーブルの方や近くの方とお話が弾み、その流れで、みんなで表参道支店を開店されたばかりのBUNGBOXさんへ移動。

浜松の本店はもう何度も訪れていますが、新しい表参道店もとても素敵な内装+外装。
店内に入ると、元気なかおる店長がお出迎えしてくれました!

お店で店長と万年筆談義に華を咲かせていたところ、遠方からお店に来られたお客様とも万年筆トークが弾み、気がつけば1時間以上の滞在。
最後には、みんな次々にオリジナルインクを購入していました(笑)

最後は参加者の方に教えていただき、マーチエキュートで開催されている「オーダーメイドの日」へ。
こちらに出店されている活版印刷・啓文舎さんのブースに立ち寄りました。

こちらでは、オリジナルのシステム手帳を作ることができました!

デザインは、封筒と西洋で使われる封「シーリングスタンプ」をモチーフにした可愛らしさ。

裏面には活版印刷の絵柄と文字を、選んで入れることができます。
なんと万年筆の絵柄があって「絶対これにしたい〜!!」と即決。
文字は、ペンネームを入れていただきました。

中にセットするリフィルも、活版印刷のオリジナル仕様!
触ると独特の感触で、使うのが勿体ないほど素敵なデザインです。

私は上部がプレーン、下部が罫線のタイプを選びました。
アイデア出しに活躍しそうなフォーマットです!

本革製でこれだけ選べて、何と6,500円!
「こんなに手間がかかっているのに、大丈夫なのかな…」という不安を感じるほど、お買い得な品でした。

そんなこんなで丸一日、文房具にどっぷり浸かることができ、帰路につきました。


好きなものが同じ人同士で集まると、最高に楽しい!

いつも思いますが、同じ趣味の方と話しだすと、とにかく楽しくて話が止まりません(笑)
みんな趣向は異なるものの、興味がある消費やイベントが共通していて、様々な情報を交換し合えるし、何より最高に楽しいんですよね〜!

インクの色合いの話や、万年筆のペン先の話、紙の書き具合の話、なかなか情報が出回らない各店舗オリジナル文房具の話など、一般的ではかなり引かれるような濃い内容でも(笑)「わかるわかる〜!」という共感を感じ合うことばかり。
濃厚でワクワクする時間でした。

県外のイベントでは、いつも「静岡から来られるんですか!?」と驚かれるのですが、私にとってはそこで過ごす時間こそが、時間やお金をいくら払ってでも楽しみたい、かけがえのないものなのです。

東京に限らず、北海道でも九州でも沖縄でも、時には海外でも、自分が「会いたい!」「話したい!」と強く思う人や場があるところには、必ず行くようにしています。
自分の人生の”最優先事項”なのです(笑)

同じ価値観の方が多いのか、今回の交流会でも関西や九州から来られている方もいらっしゃり、やっぱり好きなものは場所を超えさせてくれる力があるなあと感じました。

こちらの趣味文CLUB交流会、第2回も開催される予定とのことで、楽しみにしています!

趣味文CLUBは、まだまだ会員を募集されているとのこと。
まだ入会されていない方は、ぜひぜひご入会を。

全力でおすすめします!