デスクワークの腰痛は「姿勢」と「椅子」がカギ!1日デスクに座るなら、良い椅子を選ぼう

デスクワークの腰痛は「姿勢」と「椅子」がカギ!1日デスクに座るなら、良い椅子を選ぼう

パソコン作業が多い方は、腰痛に悩まれている方は多いのではないでしょうか?

今回は、長年の腰痛持ちだった私が腰痛の原因を考察し、改善に至るまでの内容を紹介します。
先に結論から申し上げますと、私の腰痛は

  • 姿勢が悪い
  • 椅子が悪い

の両方からなるものでした。

もし私と同じように腰痛でお悩みの方がいらっしゃいましたら、参考にしていただけますと嬉しいです。


腰痛は、姿勢が悪い?椅子が悪い?

私も、社会人になってから長年の腰痛持ちでした。

新入社員の頃は何ともなかったのですが、転職先で働き始めた頃に、痛みが始まりました。
月曜日は何ともないのですが、木〜金曜日あたりになってくると、腰がじんわり痛むのです。
これがズキズキするような鋭い痛みでもなく、病院に行くほどでもない微妙なレベル。

初めは「姿勢が悪いのかな?」「太ったのかな?」と色々考えましたが、どちらも思い当たりません。
特に姿勢に関してはかなり自分なりに気をつけていて、背筋を伸ばして作業していたのです。

そこで「椅子が悪いのかな?」と思い、調整したり、クッションを当ててみたり、背当てをつけてみたり、試行錯誤してみましたが、改善せず。
しかも当時座っていた椅子は、かなりの高級オフィスチェアで、椅子自体はかなりしっかりした作りだったので、これまた原因が分からず、途方に暮れていました。

ですが社会人10年目を超えると、今度は腰痛に加えさらに肩こりまで悪化してきたため、「これは姿勢とか椅子の問題ではなく、体のどこかが悪いのでは…?」というネガティブな疑いまでし始めました。


パーソナルトレーニングで気がついた「腹筋」の弱さ

ちょうどその頃、フリーランスのパーソナル・トレーナーの方とお知り合いになりました。
専門家なら何か分かるかも!と思い、さっそくトレーニング・ジムにお邪魔して、腰痛の件を相談してみました。

姿勢や動きをチェックしていただき、私がトレーナーに指摘されたのは、こんな内容でした。
(※トレーニングの詳細は、過去の記事に書きましたのでぜひご覧ください!)

  • 腹筋を使わず背筋だけ伸ばすので、反り腰になっている。
  • 頭部が前へ出ている。(顎を引き、頭部を体に引き寄せる筋力が弱い。)

腰痛の主な原因は、自分の筋力(主に腹筋)不足による、姿勢の悪さだったのです。
自分で「良い」と思っていた姿勢が、実は背骨を極端に反らせていて、身体に大きな負担をかけるものでした。

さらに椅子の腰部分にサポートがなかったため、自力だけで腰をグイッと反らせてしまってることも、悪化させている原因でした。

その後は腹筋を鍛えるトレーニングや、普段使いすぎている筋肉を緩ませるトレーニングを1年間続け、姿勢がかなり改善しました。


オフィスチェアを探してみるも…

次は椅子です。

今年から自宅での仕事に切り替えていたのですが、自宅の椅子は一般的なダイニングチェアで、デスク用ではありませんでした。
当然、身体のどこもサポートしない作りとなっており、自分でクッションを背側に挟むなどして、しのいでいました。

ですが、忙しい時期はデスクに終日座りっぱなし。
クッションも、どんどん凹んできます。

流石にこの環境は改善しなければ…と思い始め、静岡でどこかオフィスチェアを試すことができる場所はないか、探してみました。

ところが、オフィスチェアを扱っているお店が静岡にはほとんど無く、ましてや多種を試せるようなお店は発見できずに、困っていました。

そんな中、(株)インクの居山社長から「よかったらインク清水卸団地店に良い椅子ありますよ!」とお声がけいただき、お邪魔することになりました。


椅子を座って試せる!文具店インクへ

さっそく文具店インクへお邪魔し、2階のオフィスチェアのショールームへ。

室内には、話題のコクヨ・ingから定番のオカムラ・バロンまで、幅広い種類のチェアが並んでいました。

インク・居山社長によると、チェア選びのおすすめポイントは、ズバリ「腰のサポート」!

ついその場の座り心地や感触でチェアを選んでしまいがちだけれど、少し硬めに感じても、椅子の背によって腰が支えられていると、非常に姿勢が楽なのだと教えていただきました。

その他にも…

  • 背板は高い方が楽
  • 肘置きは、あった方が楽

などなど、長年の販売経験から的確なアドバイスをいただき、座って試して選び続けること1時間。
価格や腰のサポート力などを総合的に判断した結果、オカムラのバロンに決めました。

ちなみに、オカムラは世界売り上げ第4位の、優良家具メーカー。オフィス家具強豪のコクヨやイトーキを抑え、国内シェアトップを誇る企業です。
オカムラが作るオフィスチェアは、耐久性や機能が非常に優れており、社長からもおすすめの逸品!とのことでした。


いざバロン・チェアを使ってみると…

その後、家にバロン・チェアが到着し、さっそく試してみました。

やはり、腰が支えられている感覚が段違い!
仕事をしていても「体が疲れたから休憩しようかな…」と感じる頻度が低くなってきました。

また座面もメッシュなので、夏でも蒸れにくく助かりました。


一日中座る椅子は、パソコンより長いお付き合い!ケチるべからず

さて椅子のお値段ですが、定価が約10万円くらいになります。

大半の方は、「えっ!!!そんなにするの!!高いなあ〜」と思われると思います。
私も高くても1万円くらいの椅子を使ってきたので、オフィスチェアを探していた頃は、あまりの相場に「こんな高級な椅子、相当お金持ちになれないと買えないよ〜!!」と頭を抱えました(笑)

ですが、椅子はよっぽどの損傷がない限り、一生付き合う「相棒」です。

例えば、パソコンも約10万円ほどのお値段ですが、数年で買い換えますよね。
それと同じくらいの価格で、毎日の大半の時間を預け、一生付き合える、しかも椅子によって自分のコンディションを良い状態に保つことができる!というのは、むしろ安いのではないだろうかと思いました。

それから、自分の周囲で活躍するフリーランスの先輩たちから、仕事場の椅子の話を聞いてみても、「良い仕事をしている人は、良い椅子に座ってる」のです。

また居山社長のお話によると、文具業界で知らぬ人はいない「文具王」こと高畑正幸さんや、国内外で大活躍中のステーショナリー・ディレクター土橋正さんも、まだまだ世に知られる前に、偶然にもインクで椅子を購入されたとのこと。
文具業界の隅っこにいるものとしては、あやかりたい素敵なエピソードです。

背伸びをして購入したバロンですが、これから一緒に良い仕事ができるように、長いお付き合いを重ねていこうと思います。