ほしい本と文房具に出会えるお店!名古屋・守山kdm.txt

ほしい本と文房具に出会えるお店!名古屋・守山kdm.txt

先日、名古屋・守山にあるkdm.txtで開催された、文房具イベント集団K3(ケーキュービック)の「ホジラジ」公開録音へ参加して参りました!

kdm.txtとは、文房具ショッピングサイト「KDM」の実店舗になります。

名古屋駅からJR中央本線で15分移動し、大曽根駅へ。
さらにゆとりーとライン(鉄道兼バス)に乗り換え、30分ほど移動した場所にあります。


文房具好きにはたまらない!KDMってどんなショップ?

皆様、KDMという文房具の通販サイトはご存知でしょうか?

KDMとは、株式会社 ナレッジ・デザインが運営する、文房具のショッピングサイトです。

私も昔から利用させていただいているサイトで、地元でなかなか購入できない文房具があると「まずはKDMにあるか見てみよう」とチェックしています。

特に手帳を「フォーマット」「サイズ」などの仕様別で調べることができるところが、大変便利!いつも手帳選びに迷った時は、お邪魔しているサイトです。

この度、名古屋にそのKDMの実店舗「kdm.txt」が開店し、そのお店で文房具イベント集団「K3(ケーキュービック)」がラジオ「ホジラジ」公開収録を行うということで、お邪魔してきました。


これからの本屋のありかた

イベントの前半は、kdm.txtの代表取締役・信田社長のインタビュー。

本屋は非常に厳しい立場となっている時代に、あえて書店「kdm.txt」開店に踏み切った、信田社長の生い立ちや、お店への熱い思いが語られました。

なんと昔は、文房具ではなく化粧品を扱っていたという驚きのエピソードも。

昔は本屋が文化の中心、知識の奔流となっていましたが、今はあらゆる情報がいつでもどこでも手に入る時代になりました。

紙の本の市場も、どんどん縮小しています。

ですが、「本屋でたまたま出会う本」は、人生を大きく変えるほど重要な存在。
信田社長も、本屋という形と、人が本と偶然出会う場を残していきたい、という強い思いがあり、開店に至ったそうです。

後半は、編集者の木庭さん、kdm.txt部長の野木森さんも加わり、本独特の販売形式、本の宣伝方法、編集と本屋との関係、開店当時の苦労について語られました。

  • 本は、ある日突然ドサッと商品が送られてくる。(書籍特有の、返品可能システムが影響している。)
  • 商品を知るのは、大量に送られてくるFAXの情報がメイン。
  • 本を作っている人間と本屋は、お互い遠い存在。
  • 本はどこの棚に置かれるのかが重要視される。「どこに置けばいいのか?」と迷う本は、売れにくい。
  • 店員の知らないところで、勝手に本の位置を替えしてしまう「運び屋」と呼ばれるお客様がいるらしい(!)

という、知られざる本の世界エピソードがもりだくさんの収録でした。


選び抜かれた、美しい文房具たち

店内には、「ファンシー文房具」といわれる、花柄やキャラクターの文房具が一切置かれていません。
あまりに柄物が少なくて、ビックリするほどです。

それは、

  • シンプルで使いやすい文房具を使って欲しいから。
  • 長い息の商品を届けたいから。

という、kdm.txtの思いが込められていました。

棚に美しく、リズムよく並べられた文房具は、見ているだけで心地よく、店内のインテリアの一部になっている印象を受けました。


思わず2階に上がりたくなる造り

店内に入ると、真っ先に目の前に広がるのが、こちらの階段。

2階建ての店舗は、なかなか2階まで上がってもらえないのが弱点だそうですが、kdm.txtでは「思わず2階へ上がりたくなる」建築を設計。
開放感あふれる空間です。

天井から差し込む光で、何とも居心地の良いフロアが広がっています。
また天井には、温かみのある提灯がつる下がっており、暖かな光が店内を照らしていました。


欲しい商品が見つかるお店!

私も、例のごとく店内をウロウロ楽しませていただいたのですが、ずっと探していた「エスニックつくりおき」という本を発見しました。
この本、地元や都心の書店を探してもまったく見つからなかったのに、まさかの出会い!

周囲でも「この本探してたんです!」「見つかってびっくりしました。」という声が。
この”本との出会い”が、kdm.txtの店づくりの効果なのだな〜と感じました。

また、ホジラジ収録に合わせて出張販売に来られていた、ぷんぷく堂さんicco nicoさんうるわしさんの文房具も購入することができました。

欲しかった品も購入でき、貴重なお話もお聴きすることができて、とても嬉しい1日となりました。

kdm.txtの皆様、K3の皆様、ありがとうございました!
また次回、友人知人を連れて、お店にお邪魔したいと思います。