「書くこと」で師走を乗り越える

「書くこと」で師走を乗り越える

いよいよ2016年も、師走が近づいてまいりましたね。

忙しい時期の私の手帳は、こんな感じになります。
(お見苦しくて申し訳ない…)

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どこに何が書いてあるのかわからないグチャグチャの状態ですが、タスクを書き出してあります。


「時間がない!」ことでフリーズする

個人的な仕事の話になりますが、現在私はイラストやイベント、デザインのお仕事を3〜4件くらい並行して進めています。
本来は1つ1つ完了させたいですが、これはどんな仕事でも「あるある」だと思います…。

問題は、私がこれを「会社員の仕事をしながらやっている」ということです。

つまり、取り掛かれるのは平日の仕事が終わってからの時間と朝、土日のみ。
パラレルキャリア生活の最大の難関である「時間がない!」という状況です。

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3〜4件は普通ペースで、これが5,6件になってくると、思考がフリーズし始めます。
7、8件だと、もはやパニックです…。
優先順位をつけなければ、心身が「もう無理だー!」とストップをかけてしまうのです。

しかも、仕事以外にも当然やりたいことがあります。
どうやったらこの「時間がない!」を解決できるのか?ということで、私が実践しているのが「書くこと」です。


まず書き出してみる

やることが溜まってきたら、最初にやることをひたすら書き出します。
この書き出す技法は「GTD(Getting Things Done)」が有名ですので、ぜひこちらの名著を読んでみてください。

書いていいくうちに、ちょっと焦りや心配が落ち着いてきます。
先日拝聴したメンタリストDaigoさんの講演の中で「ストレスや不安は、書き出すことで軽減できる」ということが科学的にも実証されている、という話がありました。
それは「書くこと」で、形のないストレスを、前頭葉が形として「認識」できるようになるからなんだそうです。

やることをグワッと書きだしたら、今度は優先順位をつけていきます。

ただ、ここで「締切が早いもの」ばかりを優先させると、「〆切は決まってないけど、自分の目標や人生にとって重要なもの」が軽視されがちです。
有名なフランクリン・プランナーの「第2領域」と呼ばれる部分です。

「第2領域」については、こちらの本がおすすめですので、ぜひ読んでみてください↓


第2領域は「締め切り」がない

例えば、私にとっては読書、人と会うこと、英語の勉強、休養などが「第2領域」になります。

ですが、読書しなくても日常生活には困りませんし、人と会わなくても、見知った人とだけ会っていれば生活はできます。
英語ができなくても日本で暮らしていけますし、休まなくても直近の予定は何とかなります。

つまり「やらなくても、すぐには困らない」ことばかりなのです。

けれども、読書しなければ知識や読解力や思考力は増えない。
人と出会わなければ交流は広がらない。
英語を学ばなければ永遠にできるようにはならない。
休まなければ体に支障が出てきます。

つまり「第2領域」は、自分の目標や人生にとって重要なものばかりなのです。

でもこれらの「第2領域」には、決まった〆切がありません。
いつやってもいいし、いつまででもできます。

ただし日々のことに追われてやらずにいると、あっという間に「ああ、できなかった…まあいいか〜。」と通り過ぎ、日々があっという間に過ぎ去っていってしまいます。

そのため、この「第2領域」をいかに毎日の中で取り込んでいくか、ということが、1つの大きな課題となっています。


書くことで気持ちは落ち着く

このように「時間がない!」を解決し「第2領域」のことも進めるためには、上記のようにまず「書くこと」が、とても重要なことだと感じています。

書き出して優先順位をつけ、「第2領域」を毎日に細かく落としこみ少しずつ進めていると、自分の中で「やりたいことに向かって進めてる!」という実感が得られ、だいぶ落ち着きます。

「何だか分からないけど、時間がない」「日々が過ぎていくだけで、モヤモヤする!」と焦ったり混乱されている方は、まずノートや手帳にやることを書いてみてください。

私も忙しい年末を「書くこと」で乗り切りたいと思います!