「すごいメモ」

コピーライターとして活躍されている
小西利行さんの著書「すごいメモ」

メモの取り方、使い方、メモを使った発想法
メソッドを紹介しています。

メモが大好きなので、タイトルに惹かれて
手にとり読んでみました!

小西さんは、広告代理店時代に見た
1枚のメモがきっかけで
人生を変えることができたそうです。

そのメモは「ぱっと見てすぐ内容がわかる」
秀逸なメモだったそうで、
メモってこんなに凄いのか!と感動して
こまめにメモを取るようになったそうです。


メモは仕事を劇的に変える

メモとは、整理、設定、考察、発見、指示のような
仕事において重要な行動に関係することです。
メモを活用し、上達させることにより
仕事の質とスピードは上達していきます。

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最も重要なのは、忘れてしまいそうなことを
記録しておくことです。

例えば
「大切だと思った考え」
「その時に思いついたアイデア」
「後で調べる必要があること」
「考えるべき方向」
などは非常に重要な内容ですが、
どうしても忘れてしまいます。

そこで「自分が忘れてしまう」ことを
大前提にすることで、メモをとる習慣が
身につきます。

さらにメモを「取る」だけでなく
「使う」ことができるようになると、
仕事の質やスピードがグッと上がっていきます。


目的によって使い分ける「メモ・メソッド」

著者が実践しているメモには
下記のものがあげられていました。

未来メモ…「考えるきっかけ」となるメモ
未来の自分をまったく信用せず
「まったく何も考えていない未来の自分」が
読み返すことを想定して書くメモ。

まとメモ…情報の整理をするためのメモ。
マルをつける、矢印、記号、吹き出しを付け足す。
検索できるデジタルツールも複合して使うと効果的。

つくメモ…クリエイティブな発想を得るためのメモ。
疑問形、マンガ(イラスト)、三角形、つなぐ、
逆にするなどの工夫をすることで
新しい物を生み出すことができる。

つたメモ…人に伝えるためのメモ。見出し、
図を付加し、人に伝わるように工夫する。

巻末には、作家・伊坂幸太郎さんの
メモ術も紹介されていました。
小西さんが大ファンだそうで、2人の対談も
面白かったです。


やってみたい!メモ散歩

著者が提案しているものの中で、すごくやってみたい!と
思ったのが「メモ散歩」です。

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面白いことあったらメモしよう、と思いながら
街を歩くだけ。
ネタを探そうと「アンテナ」を張るので
思わぬヒントが得られるんだそう。

アンテナってすごく大事ですよね。

自分の思考でアンテナの張り方が
全然違うんだな、ということは
日々実感しています。
身体を動かしつつ、視界から情報を入れることで
さらにアンテナが研ぎ澄まされそうです!


人を幸せにするためのアイデア

内容で印象的だったのは
小西さんのメモへの愛情と
「どんな仕事であっても
まずはそれを使う人を想像し
その人たちが幸せになるアイデアを
作らなければならない。」
というクリエイターとしての信念です。

著者はその「幸せになるアイデア」を
「隠れニーズ」と呼んでいましたが
わたしもずっとこのニーズを
考え続けています。

イラスト、デザインでどうやったら
人を幸せに出来るのかな〜
という答えは、自分のライフワークです。

メモメソッドも活用しながら
今後も考え続けていきたいと思います!