ものを選ぶ軸を変える

今週末、静岡県沼津市で
「静岡ライフハック研究会 volume:10」が開催されます。

静岡ライフハック研究会は
わかったブログ」で有名なかん吉さんが
主催されている勉強会です。
いつも楽しみにしています。

テーマは「ライフオーガナイズ」ということで、
私も自分の片付け、整理をテーマに
LTに参加させていただきます。

資料にする画像を発掘していたら、
自分の昔の部屋の画像が出てきました。

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恐らく3年前くらいの画像ですが、
あまりの物の多さに
絶句してしまいました…。

今の部屋はこんな感じです。
殺風景すぎる!と言われる部屋になりました。

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この部屋になるまでには
片付け、掃除本を徹底的に読んで
実践していった影響が大きいのですが
その中でも、一番大きなポイントとなった
「軸」のことを書かせていただきます。


「モノ軸」から「自分軸」へ

皆さんも生活している中で
色々な物を使われていると思います。

バッグ、服、文房具、キッチン用品
挙げだすとキリがないくらい
現代は物があふれています。

その物を使う時、あるいは選ぶ時に
どんな基準で選ばれるでしょう?
どこが「軸」になっているでしょうか?

軸は大きく分けて2つあります。
1つは「物の軸」
もう1つは「自分の軸」です。

「物の軸」とは、例えば

カッコ良い
オシャレ
限定
珍しい

という、主語が「物」から始まるものです。

一方「自分の軸」とは

必要
好き
使う

今という、主語が「自分」から始まるものです。

この2つには、大きな違いがあります。
それは「どちらが主役なのか?」
ということです。

「物の軸」は、自分ではなく
物が主役であり、上の立場です。

そのため、自分が「必要ないなあ」という物でも
「でもこれは高かった!」
「でもこれは新しい!まだ使える!」
という理由の方が、重要になります。

そのため、「物の軸」で物と付き合っていると
いつまでも物は残ることになります。

ところが「自分の軸」で考えるようになると
「これは必要だから残す」
「これは好きじゃないから、誰かに譲ろう」
というように、自分が主役に立った判断が
できるようになります。

物が高かろうが、新品だろうが
自分の判断には
まったく関係ありません。

「軸」によって、自分と物との関係が
大きく変わるのです。

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物と向き合うのは心のトレーニング

読書後、数年に渡って物と向き合ってきて
物と付き合うことは
心のトレーニングだと感じています。

物との関係は、自分と他者(世界)との関係に
密接に関係しています。

捨てられなかった頃は、人の言うことや
周りの空気や状況に振り回されて、
自分のやりたいこともなかなかできず
感情を揺さぶられるばかりでした。

でも捨てられるようになると
人がどうであれ、自分はこうする!
世間はどうであれ、わたしはこうしたい!
という、揺れない”芯”のようなものを
自分の内側に持てるようになりました。

これからもコツコツ、物と向き合う
トレーニングをして
心と片付け力を鍛えたいと思います。

皆様のご参考になれば幸いです!